Marcos Fernandes & Hans Fjellestad

+ 淋しい女(吉田主税+小貫誠)

期日…5月8日(木)
時間…19:30 open / 20:00 start
料金…1,500円(+1ドリンクオーダー)

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西海岸“Accretions(アクリーションズ)”レーベルの中心人物、「“ハマ”の血をひく、オーガニックで透徹としたエレクトロ・パーカション・ダンディ」と、「ラップトップ・ミュージック絢爛のご時世にRobert Moogの呪われた部分を呼び寄せるマッドサイエンティスト」2人の日本ツアー福岡編をtetraにて。福岡からは吉田主税(a.k.a.マクロ)と小貫誠(a.k.a.ウマノイ)がオーネットの生霊を口寄せする!!!


Marcos Fernandes
サンディエゴ在住。日本人とポルトガル人の両親を持ち、10代後半まで日本で過ごす。60年代半ば、ゴールデンカップスや矢作俊彦を生んだ“ハマ”のシーンでドラマーとして音楽活動を始める。渡米後、西海岸を拠点に活動する中で、実験的な即興演奏、他方世界中の民俗音楽、民俗楽器を取り入れながら、「イノベーションやクリエイティビティに富む」パーカション・ミ ュージックの領野を「探検」し続けている。現在は、エレクトロニクスを導入し、楽器がオリジナルに持つ音とその電子化された音を巧みに組織化しながら、美しく、魔術的な演奏を行う。80年代半ば、アート&カルチャー雑誌“Accretions”を創設。その後Accretionsはレコードレーベルとなり、現在まで40以上のタイトルをリリ ースしている。レコーディングとしては、そのAccretionsからの近作に、Mike Pride(per, electronics)とのドラム・デュオ『a mountain is a mammal』(2006)、江崎將史、西川文章も参加したBill Horistとの『Jerks and Creeps』(2007)がある。また、西海岸周辺のミュージシャン、映像作家、総勢13名から成るTrummerflora Collective(トラッマフローラ・コレクティヴ)を主宰し、サンディエゴ現代美術館を中心とし、同市のカフェ、ギャラリー、オルタナティブ・スペース各所で開催される総合的なアート・フェス『Spring Reverb』を、2000年から毎年開催し続けている。tetraには昨年11月に続き2度目の登場となる。
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Hans Fjellstad
1968年生まれ。ロサンジェルス在住。即興演奏、作曲を学んだ後、後にDonkeyとなるDamon Holzborn(g, electronics)とのデュオ等で演奏活動を開始。ヴィンテージなアナログシンセサイザーによるその演奏は、Kid606やMatmosなどに代表される西海岸特有のとち狂ったエレクトロニカと、師であるGeorge Lewis(trb)直系の実験的な即興演奏の融合を感じさせる。また、ピアノによる演奏も行い、アルバム『Live In Kobe』では、美しい即興演奏を聞かせている。Marco FernandsのAccretionsを中心に、ソロとして5枚、Donkeyとして6枚のアルバムを発表しており、その他にもドイツの即興ベースの大御所Peter Kowaldや大阪のHaco(a.k.a. After Dinner、Hoahio、View Maters)との録音がある。音楽家としての顔の他、映像作家としても注目すべき活動を行っており、2004年に発表されたシンセサイザーの生みの親であるRobert Moogのドキュメンタリー『Moog』は各方面で話題を呼び、この年いくつかの賞を受賞した。その他の作品としては、メキシコ、ティファナのアンダーグラウンドなエレクトロニカ・シーンを追った『Frontier Life』(2002)、90年代半ばの開いた口が塞がらないほど、凄惨を極めた北欧のブラック・メタルについてのドキュメンタリー『Lords of Chaos』(制作中)がある。 
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