徳久 ウィリアム 幸太郎 voice solo & duo
with 坂口 壱彦
期日…2007年08月03日(金)
開場…19:30
開演…20:00
料金…1,500円(1ドリンク付)
Selbst(ゼルプスト)企画による岩下徹との即興セッション、またボイスのワークショップを本年も行う徳久ウィリアム幸太郎のテトラでの2回目のライブを開催します。迎え撃つはテトラではお馴染みの「いっちゃん」こと坂口壱彦。
「モンゴルの草原に吹く風」、「情報都市の軋み」が同時に存在する声と、「遅れてきた青年」の自作おもちゃ楽器との貴重なデュオ。見逃すな!
徳久ウィリアム幸太郎
ブラジル出身。ホーメイ、オルティンドー(モンゴル民謡)といった中央アジアルーツの歌唱法と独自の”ノイズ声”をベースに、多様な声の表現の可能性を探るボイスパフォーマー。
巻上公一のヴォイスワークショップでホーメイによる声の可能性に目覚め、馬頭琴などを伴奏とする伝統的な編成のモンゴル民謡演奏をはじめ、声だけによるノイズバンド、「ノイズ合唱団」と、偏狭なジャンル意識にまったくとらわれない活動を展開中。それ以外にも、「倍音S」、「カルグラ隊」、「ヤツマターズ」としての活動の他、近年は”歌”を全面に押し出した実験的ブルーズユニット「William&NG」を始動。瞽女(ごぜ)歌、スキップ・ジェームスからあのグランジバンド、ヘルメットの曲などを取り上げている。さらには声明(仏典に節をつけた日本の古代音楽)とのジョイント、天台密教の儀式の現代的アレンジ 、ノイズ曼荼羅とあくなき声の追求を許さない男。
これまでの共演者としては、坂田明、灰野敬二、鈴木昭男、桜井真樹子、さかいれいしう等多数。
http://william.air-nifty.com/
坂口壱彦
福岡在住。ジャズ研時代はベース道に邁進。2002年ごろからは、ラップトップを使い、電子音特有の硬質な音を即興と構築の間で戯れさせる演奏を行っていたが、ザヴィエ・シャルル、梅田哲也との遭遇後、自作楽器による演奏に目覚める。 小型ラジカセ、光センサー、ハンド・メイドギターと演奏ごとに違った顔を見せ、2006年8月のライブでは少年雑誌の付録にあるようなコンタクトマイクで「夏休み」をテーマに演奏した。現在は、磁石とハンド・メイドギターを演奏の中心にしている。今福岡で最も注目すべき即興演奏家。