Radu Malfatti & Klaus Filip Japan Tour

Radu Malfatti、Klaus Filip、杉本拓、宇波拓

2005.06.04(sat)

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(テトラ前の空き地にて/リハーサル前)

昨年秋、大友良英とともにテトラで福岡初ライブを行った杉本拓が、オーストリアよりフリー・インプロヴィゼーションの生証人でもあるRadu Malfattiと現代的な解釈、方法をとるKlaus Filipという世代の違う2人を日本へ招待し、福岡へやって来ます。録音物では再現できない貴重な演奏をぜひ体験してください。

Radu Malfatti
1943年12月16日 オーストリア、インスブルック生まれ。トロンボーン奏者/作曲家。
70年代初頭より、Chris McGregor's Brotherhood of Breath、Elton Dean's Ninesense、Nick EvansとのNicra等のグループでの活動の他、Derek Bailey、Evan Parker、Paul Lytton、John Stevens等と共にフリー・インプロヴィゼイション第一世代の演奏家として活動。80年代以降は、即興演奏と平行して作曲活動にも力をいれ、94年には、Antoin Beuger、Burkhard Schlothauerによって設立された、作曲家/演奏家のアンサンブル、"Wandelweiser Group"に加わる。以降、作曲と即興共に極度に音の少ない静謐な傾向を強め、近年は作曲をメインの活動とする傍ら、杉本拓、Mattin、Klaus Filip等と演奏活動を行い、CDをリリースしている。
http://www.shef.ac.uk/misc/rec/ps/efi/mmalfatt.htmlhttp://www.timescraper.de/komponisten/radu_malfatti.html

Klaus Filip
1963年2月24日 オーストリア、ウィーン生まれ。
コンピューターによるライブ・インプロヴィゼーションの可能性を演奏環境自体から追求するため、ソフトウェア"lloopp" を開発(オープンソースで配布され、フェネス、クリストフ・クルツマンといったラップトップ音楽家に愛用されている)。日々アップデートを重ね、シンセシスとサンプリングのなし得る領域を極限まで拡張してきた一方、プログラマーであるクラウス自身は近年、いくつかのサイン波のみを用いたきわめてシンプルな演奏を行い、環境音との関係における音に対する認識の問題へと取り組んでいる。クラリネットのカイ・ファガシンスキーとのデュオLos Glissandinosのほか、ラドゥ・マルファッティ、dieb13、杉本拓、マッティンらウィーン内外のミュージシャンたちと数多く共演を重ねている。
"lloopp" http://lloopp.klingt.org

杉本 拓
1965年12月20日、東京生まれ。ギタリスト/作曲家。90年代後半より国内外で、ソロ、Taku Sugimoto guitar quartet、様々な即興演奏家との共演等で活動。近年は、所謂即興シーンとは距離を置き、Radu Malfattiとの共演や、宇波拓、木下和重、戸塚靖雄などの若手音楽家との共同作業を通じての作曲/録音/演奏活動に積極的である。
http://www.japanimprov.com/tsugimoto/index.html

宇波 拓
1976 年10月27日、東京生まれ。ギター、バンジョーなどの弦楽器、およびコンピューターとスピーカーによる演奏。バスクのマッティンとのアコースティック・ラップトップ・デュオ「死霊のコンピューター」、トランペットの江崎将史とのデュオ「まんが道」、細馬宏通らとの「かえる目」ど、さまざまなプロジェクトで活動するほか、ニコス・ヴェリオティス、木下和重、ジャン=リュック・ギオネ、中尾勘二等、各地のミュージシャンと共演を重ねる。また、レーベル hibari musicを主催、奇想に富んだリリースとコンサート企画を行っている。
http://www.hibarimusic.com/



[plan] Taku Sugimoto
[event coordinator] Keiji Tanaka (rhythm)
[PA] Greg Sullivan (Escalator Audio)
[support] art space tetra

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