鈴木淳個展シリーズ 「On the Bed 2025-1 ,etc.」

鈴木淳は現代美術家として、身の回りにある既製品を用いたインスタレーションや、絵画、写真、映像、パフォーマンス、テキストなど様々な手法を用いた表現活動をしています。それらの作品や行為は、普段の生活で見慣れた風景や「もの」「こと」に対して、ユーモアやアイロニーを含め、場の特性や日常に潜む違和感を引き出し、異化しています。

今回の「On the Bed 2025-1 ,etc.」は、2025年の一年間で数回展開する個展のシリーズの一回目となり、「On the Bed 」シリーズの絵画作品と、それ以外の新作絵画作品（ ,etc.）を展示します。

「On the Bed」シリーズについて
朝、目覚めた後が残るベットの上のタオルケットなどの寝具を線描したものです。
無造作に放置され、肉体を覆っていた布は、色々な形態になり、別のものを想像することもでき、さらに肉体の一部や顔にさえみえます。
眠りから覚める「目覚め」は、誰もが毎日経験する普遍性のある行為であり、「復活」や「再生」の象徴・疑似体験でもあります。
これらの「生と死」や「生と性」を横断している画像には、左右上下が無く、それぞれ四通りに展示できます。