■会期
2024年11月16日(土曜日)〜2024年11月23日(土・勤労感謝の日)
休廊:18日(月)
■時間
15:00〜19:00
福島県には、海にまつわる古くからの信仰が存在する。海は異界であり、沖では陸の言葉を使うことを禁じられた。浜下りという神事では、人々が海に入り禊ぎを行い、神霊の再生を願った。
原発事故以降、情報として消費される「福島の海」を再び実在感のあるものとして再構築しようと試みた。かつて図面の複写に用いられた青写真の技法を用いて、福島の海を写し取り、物体化した。
情報を物に変えていくことによって、この土地の人々が何を大切にしてきたのかを再び見つめ直す。
■プロフィール
竹下和輝。写真家。
1988年広島県出身。
現在大学で子ども心理学を専攻。
南相馬AIRに参加後、福島県双葉郡富岡町にて住み込みで働きながら作品を制作している。