THE CLOUDS

この度art space tetra にて出口雄樹、古賀義浩、篠原達郎( 以下敬称略) の３人による展覧会、「THE CLOUDS」
を開催いたします。福岡はこの３人の美術活動のキャリアの出発の地であります。
３人は高校時代より作品制作を始め、それぞれ日本画、彫刻、油彩の分野と出合い、大学に進学してからは、
さらに各々の専門分野で研鑽を積みました。
その後、出口は米国へ渡り、古賀、篠原は帰福しそれぞれ制作活動を続けてきました。

現在、ネットワーク技術の円熟に伴い世界像の捉え方は常に拡張し、凄まじい早さで変化し続けています。
その社会の胎動に合わせるように美術のあり方もより複雑化、多層化し、その本質を見極めることは、もはや
不可能になっていると言えます。
そのような状況下で、出口、古賀、篠原は３人の原点である福岡でこれまでそれぞれが積み重てきた活動の中で
結実した作品を提示するとともに、その根幹を見直す必要があると考え、本展覧会を企画する運びとなりました。

また会期中に関連企画としまして、福岡で活動する学芸員やギャラリスト、美術教員、博多人形師などを招いて、
それぞれの視座から見える現在の美術あり方について話し合う座談会と、出展作家３人によるアーティストトーク
を開きます。
本展覧会や関連する協議が、これからさらに発展していく福岡のアートシーンの一役になれれば幸に思います。

＜関連企画＞
◎アーティストトーク（出口雄樹、古賀義浩、篠原達郎）
　15(日)17:30~
◎座談会
　15(日)19:00~
トークタイトル：「Who's making art? -アートは誰が作ってる？-」

ー登壇者（敬称略順不同）ー
山口洋三　（福岡市美術館　学芸係長）　
正路佐知子（福岡市美術館　学芸員）　　
柏尾沙織　（福岡アジア美術館　学芸員）
齋藤一樹　（WHITE SPACE ONE ディレクター）
安部貴住　（高校教諭）
田中勇　　（博多人形師、HAKATA DO+主催）
出口雄樹　（アーティスト）
古賀義浩　（アーティスト）
篠原達郎　（アーティスト）
など

どちらも参加費無料