福岡のアートシーンを軸に、「その人」に迫るトークイベントシリーズ。
作品、表現、様々な活動を紹介しながらも、それを生み出す人の魅力、姿勢に向き合えるイベントになればと思います。
約1年ぶり第2回目の今回も art space tetra の忘年会を兼ね、1階で呑み食いしながら、2階で真面目なトークを繰り広げます。今回は一人一人の作家を取り上げるべく、作家×聞き役という組み合わせで2015年の活動を軸に、各作家の「本当のところ」について迫れればと思います。
2F:トーク会場
1F:忘年会会場
【タイムテーブル】
17:00~17:50|スピーカー:渡邊瑠璃 / 聞き手:生島国宜
17:50~18:40|スピーカー:寺江圭一郎 / 聞き手:佐藤恵一
18:40~19:30|スピーカー:山内光枝 / 聞き手:森元斎
19:30~20:20|スピーカー:宮田君平 / 聞き手:岡部るい
20:20~21:10|スピーカー:武内貴子 / 聞き手:竹口浩司
21:10~22:00|スピーカー:牛島光太郎 / 聞き手:佐藤渉
【スピーカー プロフィール】
牛島光太郎|http://www.ushijimakoutarou.com
1978年 福岡県に生まれる
2003年 成安造形大学 彫刻クラス研究生修了
・主な個展
2010年 「intentional accident / 意図的な偶然」 三菱地所アルティアム (福岡)
2012年 「intentional accident / 意図的な偶然」 LIXIL ギャラリー(個展/東京)
2014年 「scene-39」 GALLERY wks.(個展/大阪)
2014年 「sceneのつくり方」 Gallery PARC(個展/京都)
・主なグループ展
2007年 「Ich sehe was, was du nicht siehst」 Kuenstlerhaus Dortmund(ドイツ・ドルトムント市)
2014年 「イマジネーション・スーパーハイウェイ」 京都芸術センター(京都)
2015年 「フィールド・オブ・ドリームス」 ときわミュージアム(山口)
・主なプロジェクト
2011年 「おおさかカンヴァスプロジェクト」 関西国際空港(旅客ターミナルビル4F)
2011年 「博多アートステージ」 JR博多駅内アミュプラザ(3F-5Fの吹き抜け空間)
・レジデンス
2007年 Kuenstlerhaus Dortmund(ドイツ・ドルトムント市)
2008年 關渡美術館 Kuandu Museum of Fine Arts (台湾・台北市)
2010年 The association La Nature de l’Art(ニューカレドニア・ヌメア市)
2012年 Guangzhou 53 ART MUSEUM(広州・中国)
・パブリックコレクション
『scene-35』,『scene-36』 關渡美術館 Kuandu Museum of Fine Arts (台湾・台北市)
武内貴子|www.takako-takeuchi.com
1979年福岡生まれ。福岡教育大学大学院美術科修了。主に日本文化のひとつである「結び」をテーマとしたインスタレーション作品を制作。2006年青森国際芸術センターアーティストレジデンス、2007年大阪カレイドスコープ、2008年ピクニックあるいは回遊(熊本市現代美術館)、2009年ART LOVE JAZZ(三菱地所アルティアム)、2010年Refugee(スウェーデン)、2011年博多アートステージ(アミュプラザ博多)、2012年A as A Project(中国)、2013年海と山を結ぶ坂道(神戸CAP STUDIO Y3)など。国内外問わず活動、ワークショップ等も多数開催。今年9月、1年間のスウェーデンでのアーティスト活動を終え、現在は12月の九州芸文館での展覧会の為、筑後市にレジデンス中。
寺江圭一朗
1981年広島生まれ。2005年より共同アトリエ3号倉庫でのレジデンスプログラムをきっかけに福岡を拠点に制作活動をする。2013年、アトリエ兼多目的スペースとして+100P(ぷらすひゃくぴー)を設立。以降ひっそりと運営中。2015年リヨンビエンナーレ参加。2014年「とっとっと」参加。2013年沖縄のコザにあるARCADEで個展。など。
宮田君平
1981年宮崎県生まれ。2006年福岡教育大学大学院美術教育過程修了。卒業後、某デザイン事務所勤務、某現代美術家のスタジオアシスタント等を経て、2011年頃から独学独歩でインストールの仕事を請け負うようになる。現在は2M design LAB.名義でアートに関わるデザインの仕事を行い、MIYATA ART CONSTRUCTION名義で国内外の多数の現代美術の現場に関わる。インストールの仕事を始めたのとほぼ同時期に自身での作家活動も開始し、発表の度毎に、長距離を移動したり、モデルに扮したり、海を泳いだり、飛んだり跳ねたり、異なるアプローチで自分の身体を使ったパフォーマンスを伴う作品を発表している。近年の展覧会に、糸島国際芸術祭2014(福岡)、The Mildura Palimpsest Biennale #10(オーストラリア)等がある。
山内光枝(art space tetraメンバー)
1982年福岡県生まれ。2003年キングストン大学(英国)ファウンデーションコース修了、2006年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ(英国)BAファインアート卒業。2013年チェジュ・ハンスプル海女学校(済州島)卒業。2015年 文化庁新進芸術家海外研修員。2016年 国際交流基金アジアセンター、アジア・フェローシップ受託。
近年の展覧会に、2013年「Landings, The World Turned Inside Out」ヴィッテ・デ・ウィット現代美術センター ロッテルダム(オランダ)、2014年「想像しなおし」福岡市美術館、2015年「対馬アートファンタジア」対馬市内各所(長崎)、2015年 個展「Human Seascape | 海の目」シリマン大学ギャラリー(フィリピン)、2015年「Local Prospects | 海をめぐるあいだ」三菱地所アルティアム(福岡)などがある。
渡邊瑠璃
1989年 久留米市生まれ
2013年 武蔵野美術大学油絵学科卒業
2014年 ART HUB 三樹荘運営開始
・主な個展
2013年 くうどうのもつものがたり gallery零∞/東京
2014年 顔のないとき ART HUB 三樹荘/福岡
2015年 樹の尾をもつ金色さかな/それを食う黒い鳥 IAF SHOP*/福岡
いつかの クニの 遊戯 福岡市美術館市民ギャラリー
【聞き手 プロフィール】
生島国宜
1980年福岡県春日出身。武蔵野美術大学油絵学科卒業後、2007年より福岡を拠点に活動。絵画を中心としつつパフォーマンス、インスタレーション、ライブペイント、イベント及び展示企画など幅広く活動。他ジャンルとの共演も多数行う。2013年個人スタジオ兼事務所「karma studio」設立。福岡市内薬院のギャラリー「IAF SHOP*」スタッフ。座右銘『来た時よりも美しく』。
岡部るい
1983年京都生まれ。大阪大学外国語学部地域文化学科ロシア語科卒業。大阪大学大学院言語文化研究科博士前期課程修了。大阪の国立国際美術館のインターン、研究補佐員を経て2015年4月より現職。
佐藤恵一
福岡市中央区薬院にあるバー併設のギャラリー、IAF SHOP*の代表。47歳。アートにかかわるようになって早25年。福岡アート界の生き字引きになりつつある。チャームポイントはちょっとズレた感覚に無根拠な自信を持っているところ。
佐藤渉(art space tetraメンバー)
1980年千葉県船橋市生まれ。2003年横浜国立大学卒業後、都内制作会社に勤務、2010年よりフリーランス編集/ライターに。2011年に拠点を福岡に移し、現在は毎月東京と福岡を往復しながら活動中。art space tetraでの企画として、元田喜伸写真展『あたらしい心と体』、矢田海里「3.11トーク 此岸千日」、Russell Scott Peagler写真展「From India」、「羅針本」等。またサックス奏者としては、津上研太氏に師事し、2012年より演奏活動を開始。現在は、目黒HOTEL claska、銀座月光荘「月のはなれ」等で演奏している。
竹口浩司
福岡県立美術館の学芸員(ただし理想は学芸人、道のりは遠い...)。人が「美」しく生きて在るための「術」を学び知る「館(場)」としての美術館を夢みて、日々考え悩んで、たまにもぞもぞ動く。やはり道のりは遠い。2015年12月~2016年1月にかけて開催中の「型と花と 釜我敏子の型絵染」も渾身。1970年京都生まれ。
森元斎(art space tetraメンバー)
1983年東京生まれ。九州産業大学・龍谷大学非常勤講師。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専攻は哲学・思想史。著書に『具体性の哲学』(以文社、2015年)、共著に『被曝社会年報』(新評論、2013年)、『「はだしのゲン」を読む』(河出書房新社、2014年)、共訳に『ギリシア・デフォルト宣言』(河出書房新社、2015年)など。