2015/10/12(Mon/National Holiday) 16:00 - 18:00 (open 15:30)
facilitator:Makiko Nishikaze (composer/performer) from Berlin http://www.makiko-nishikaze.de
admission fee : 2,000yen
Musical experience is unnecessary. Bring something to make sound.
日時:2015年10月12日(月/祝) 午後4時~6時(受付開始:3時30分)
講師:西風満紀子
お問合せ・ご予約:colorrecords@gmail.com
日々の生活の中でどんな音に耳を澄ませていますか?
また、どんな音をもっと聴きたいと思いますか?
私たちは音の洪水の中で生活するうちに、
多くの音を無意識のうちに聞き流す能力を身につけてしまっているのではないでしょうか。
私は音に携わる芸術家として、このような現象に興味を持ちながら
「よりよく聴くこと」をテーマに創作活動を続けています。
今回のワークショップでは「よりよく聴くこと」について改めて考え、
その実践として音のパフォーマンスを試みてみたいと思います。
私たちを取り巻く音の環境の問題点についても話し合ってみたいです。
パフォーマンスでは、日常身近にあるものを使って音を出してみます。
通常の楽器を使わないのは、音階、メロディーなどという
音楽的な概念から自由になり、音そのものを集中して聴くためです。
まず、自分が何を使ってどんな音を出しているのか
という行為に集中しながらその音を聴きます。
そして自分の音がよく聴こえるになれば、
周囲の人々が出している音にも耳を傾けてみます。
お互いよく聴きながら、自分の出す音と周囲の音をつなぎ合わせ、
響き合わせる体験をしてみましょう。
どんな音にも長さがあり、それはひとつの「時間」であると言えます。
ワークショップの時間そのものが、ひとつのかたち(作品)になるかもしれません。
よりよく聴こえるようになると、本来備わっているはずの
他の感覚器官の能力にも再び活力が与えられるようになると思いませんか。
そのような感覚の揺さぶりを、生活の中に見いだすことができる
きっかけになることを願っています。(西風満紀子)
【参加費】2,000円
【定員】15名 ※音楽の経験は問いません。音を出したいものを何か一つ持って来て下さい。
【主催】カラー・レコーズ
【お問合せ・ご予約】colorrecords@gmail.com
【講師プロフィール】西風満紀子:和歌山県出身。ベルリン在住。作曲とピアノを日本、カリフォルニア、ベルリンで学ぶ。多様な楽器編成や声のための作品のほか、特殊な空間で上演する実験的な作品の創作上演にも取り組んでいる。また鍵盤楽器の奏者として自作を中心としたプログラムで、ピアノ、クラヴィコード、チェンバロの演奏活動も行っている。これまでの音楽活動の経験をもとに、よりよく聴くことをテーマにさまざまな年齢とグループを対象にしたワークショップも展開中。http://www.makiko-nishikaze.de