日時...5月31日(土)18時30分〜
参加費...500円
※屋久島の焼酎「三岳」と屋久島のちょっとしたおつまみを振る舞います。持ちより大歓迎。
「ツギハギ雨漏り」展会場内にて開催します。
今から35年前、詩人・山尾三省が移り住んだことから始まり、田畑を耕し、詩の創作を中心とする執筆活動の日々を送った白川山(しらこやま)。ここでは今も、17世帯ほどが時給自足に近い暮らしを営んでいます。「しらこがえり」とは、白川山で育った手塚太加丸さんが、夏に様々な人を連れて白川山へ帰り、暮らしをともにするなかで作られるプロジェクトです。
今回は昨年夏に行われた「しらこがえり」の記録映像を見ながら、白川山について、そこでの暮らしについて、これからについて、お話しします。
屋久島の焼酎とおつまみもご用意します。ぜひご参加ください。
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白川山の10年後のことを考えたい、と言っていたけど、ここのことを考えていると自ずと自分のことを考えることになって、これから何をしていくのか、ここで暮らして、なにを食べて、どんな空気を吸って何を思って歩くのか、何も答えはできなかったけどその片鱗はみることができた。場所だって生きているんだから自分も生きながら成長しながら考えていかないといけない。ただ一つ自分のことで分かったことは、自分の手足の動かせる範囲が頭で思っていたよりも全然小さいってこと、一人じゃ何もしないってこと。不甲斐ないけどきっととても大事なことなので、受け止めるしかない、今は自分の手の届く範囲のことをしっかり出来るようになるしかなくて、それを繰り返して少しづつその範囲を広げていきたい。(手塚太加丸)
手塚太加丸
1990年、屋久島白川山生まれ。15歳まで白川山で暮らす。2013年、沖縄県立芸術大学を卒業後、夏に「しらこがえり」する。
写真:昨年しらこがえりで制作した作品「巣」の中での団欒